厚生労働省が、令和3年の外国人技能実習生の実習実施者に対する監督指導、送検等の状況を公表しています。

監督指導を実施した9,036事業場(実習実施者)、労働基準関係法令違反が認められたのは6,556事業場(72.6%)、
主な違反事項は、(1)使用する機械等の安全基準(24.4%)、(2)割増賃金の支払(16.0%)、(3)労働時間(14.9%)とのことです。

技能実習生の取り扱いについては、一部では人権侵害とも指摘されており、とても根深い問題があると思われます。
外国人であっても人を大事にしない企業では、他の面でも何かしら違法な取扱いがあると疑われても仕方ありません。
他の労働者に対しても、離職増ややる気低減するような影響があるかもしれません。

よりよい職場環境を作るために、働く人すべての環境を範疇として地道に行っている企業もあるなかで、このように送検される事例がなくなってほしいと切に願います。