<年金改革の動向と社会保険料節約事例>
●年金改革案の骨子
2004年の年金改革案の現段階での概要を、厚生年金を中心にご説明しました。
(1)保険料の引き上げ(平成16年10月から)
現行13.58%から毎年0.354%ずつ引き上げ、2017年には18.3%になる。
(2)育児休業中の保険料免除拡充
(3)60歳台前半の在職老齢厚生年金
(4)65歳以降の老齢厚生年金の繰り下げ制度導入
(5)70歳以上の被用者の老齢厚生年金給付調整
(6)短時間就労者の適用拡大は、5年後を目処に再検討
●保険料節約の方法
1.賃金・賞与の払い方を見直す
1)昇給の時期
昇給の幅が標準報酬月額の2等級未満であれば、昇給の時期を、定時決定(毎年4・5・6月給与額より決定)後の7月以降にする。
2)「報酬」と「賞与」の配分
年間の総支給額の配分を変更し、給与や賞与に関する賦課上限を利用する。
3)賞与の支払回数
賞与の支払回数を見直し、これも賦課上限を利用する。
2.人事・労務管理を見直す
・社会保険料は月単位であることから、入社日、退社日を調整する。
・休業時の休業手当は、社会保険より補償があれば優先させる。(例:私傷病の休業手当は賞与か見舞金で)
3.社会保険にならない人員を活用
現在の正社員と同様の業務を、社会保険の適用にならないパート2名で行った場合。
●保険料を考える上での注意点
賃金・賞与に関する変更は、労使トラブルや従業員のモチベーション低下を避けるため、承諾を得て行う。
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